DIE WITH ZEROを読んで気づいた、旅と健康の“お金の使い方”

お金・投資

※この記事は、あくまで私自身の体験と読書を通じて感じたことをまとめたものです。感じ方には個人差があると思いますので、一つの参考として読んでいただけたら嬉しいです。


はじめに

お金を貯めることは大切だけど、**「使い方」**を考える機会って意外と少ないのではないでしょうか。
私は最近、『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』という本を読んで、
「お金は貯めるだけでなく、“いつ、何に使うか”が本当に大事だ」と深く感じました。

特に「旅」や「健康」に関しては、年齢とともにできることも限られてきます。
今回は、この本を通じて気づいた「後悔しないお金の使い方」について、
私自身の体験を交えて書いてみたいと思います。


『DIE WITH ZERO』ってどんな本?

著者はビル・パーキンス氏。
この本のメッセージはとてもシンプルです。

「人生の終わりにお金が残っていても意味がない。だから、経験にお金を使おう」

そのために彼が提案している考え方は──

  • お金は“経験”に使うべき
  • 人生には“お金の使いどき”がある
  • 経験の記憶こそが人生を豊かにする
  • 子どもへの相続も“タイミング”が重要

など、どれも現代の価値観に一石を投じるものでした。


旅にこそ、お金を使う価値があると実感した

この本を読んで、最も共感したのは
「若いうちにしかできないことにお金を使おう」という考え方。

実際に私も、20代の頃に行った旅と、30代後半の今の旅では感じ方も、体力も全く違います。
「もっと早く、あの体験をしておけばよかった」と思うことも少なくありません。

特に印象に残っているのは──

  • 海外でのアクティビティや冒険的な体験
  • 少し高くても泊まってよかったホテル
  • 現地での出会いや偶然のハプニング

こういった**「思い出」こそが、人生を豊かにしてくれる資産**だと、今は本当に思います。


健康も「お金のかけどき」がある

もう一つ、強く共感したのが「健康への投資は早い方がいい」という視点です。

30代後半から40代にかけて、体力の変化や疲れの取れにくさを実感するようになりました。
だからこそ、私は週に数回の温泉・サウナ通いや、良質なマットレス、サプリメント、休息の時間を
「自分への投資」として考えるようになりました。

お金を貯めても、健康を失えば、そのお金でできることは一気に限られてしまう。
そう考えるようになってから、「今、使うべきこと」にきちんと使う意識が変わりました。


有給休暇に「罪悪感」を持たずに取れる社会に

実は私も、過去に社員を雇って経営していた立場でした。
だからこそ、「人手が足りない中で有給を取られると業務が大変」という、
雇う側のリアルな気持ちもよくわかります。

でも一方で、『DIE WITH ZERO』を読んで改めて思ったのは、

**「人生の今しかできない体験を、会社や空気のせいで逃してしまっていいのか?」**ということ。

日本ではまだ、「有給を取る=迷惑をかける」という空気があります。
でもそれって本来おかしいこと。
企業が率先して「ちゃんと休める」雰囲気を作っていくべきだと、経営側の立場からも思います。


経営者だったからこそ思う。自由に休めない会社は、離れてもいい

これはあえてハッキリ言いたいことなのですが──

自由に休みを取れないような会社は、やめてもいいと思います。

もちろん現実には、すぐに辞められない事情もあるでしょう。
でも、人生は有限で、“今”の時間は、今しかない。

お金は後からまた稼げるかもしれないけれど、
取り戻せないのは「若さ」や「元気な自分」でできる体験です。

働く人が「経験」を最優先にして生きられるようになること。
それは、社会全体の価値観が変わる一歩でもあると思います。


まとめ:お金は「死ぬまでにゼロにする」のが理想?

もちろん、『DIE WITH ZERO』の内容をそのまま鵜呑みにする必要はありません。
でも、この本を通じて気づいたのは、

  • お金は「貯めるもの」ではなく「活かすもの」
  • 旅や健康といった「今しかできないこと」に使う勇気
  • 人生を豊かにする“体験”は、思い出としてずっと残る

ということです。

「人生で一番若いのは今日」。
そう思って、日々の選択やお金の使い方を見直してみるのも悪くないかもしれません。


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