毎日ちゃんと働いているのに、なぜかお金が残らない。
ニュースでは「賃上げ」「過去最高の給料」と報じられているけれど、自分の生活にはまったく反映されていない――。
私もまさに、そんなモヤモヤを抱えながら暮らしています。
そして最近、同じような声をよく耳にするようになりました。
なぜ生活が苦しいのか?実質賃金の低下という現実
その原因の一つが、「実質賃金の低下」です。
実質賃金とは、給料から物価上昇を差し引いた“本当の購買力”のこと。
たとえば給料が2%上がっても、物価が4%上がれば、実質的には生活が苦しくなってしまいます。
厚生労働省のデータでは、過去3年を振り返ると、実質賃金は物価上昇に賃金の伸びが追いつかず、3年連続で下落傾向にあります。中には一時的な回復も見られたものの、トータルでは実質購買力が減少傾向にあり、家計への負担が長期化している状況です。
つまり、私たちの収入は「上がっているように見えて、使えるお金は減っている」んです。
大企業の賃上げ報道と、自分とのギャップ
たしかに、大企業や公務員では5%を超える賃上げをしたところもあります。
でも、それが「全国民の生活を良くする話」かというと、そうではありません。
多くの人にとっては、「自分の生活とは関係のない話」と感じているのが本音ではないでしょうか。
自営業・フリーランスの苦しい現実
私のように自営業で収入を得ている立場では、景気の波をもろに受けるだけでなく、「全部自分でなんとかしなければいけない」というプレッシャーも大きいです。
- 材料費や光熱費は上がっている
- ガソリン代や物流コストも上がっている
- でも、売上がその分増えるわけではない
お客様の負担を考えると、価格にすぐ転嫁できるわけでもなく、
実質的な利益はどんどん削られていく。
そんな中で、「生活が苦しい」と感じるのは当たり前のことかもしれません。
「自分の努力が足りない」と思わなくていい
生活が苦しいのは、あなたのせいではありません。
経済全体が抱えている問題であり、社会の構造の問題でもあります。
だから「もっと頑張らなきゃ」「自分がダメなんだ」と自分を責める必要はありません。
少しでもできることから始める:副業・投資・支出の見直し
それでも、将来に対する不安を和らげるために、「小さな行動」は意味があります。
- ✅ 月1万円からでも始める積立投資(例:S&P500や全世界株)
- ✅ 自分の経験やスキルを活かした副業(ブログやライティングなど)
- ✅ 家計の見直し、特に固定費の削減(保険・スマホ代・サブスクなど)
私自身も少しずつ収入源を分散させるようにしています。
それだけで気持ちに余裕が生まれます。
まとめ:生きづらさを「仕方ない」で終わらせないために
「生活が苦しい」と感じるのは、あなただけじゃありません。
そしてそれは、決してあなたの責任ではない。
社会全体が抱える構造の問題です。
でも、そんな中でも自分にできる小さな一歩はあります。
このブログでは、そうした行動や考え方も発信していけたらと思っています。
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