1. 【はじめに】マイホーム計画中のあなたへ
マイホームを建てるというのは、人生でも大きな節目のひとつ。
新しい家に住むことを想像してワクワクする一方で、「住宅ローンをきちんと返していけるだろうか」「金利が上がったらどうしよう」など、不安も同時に湧いてくるものです。
私自身も、家を建てることに対する希望と、住宅ローンへの不安を抱えながら、たくさん悩みました。
今回は、私が住宅ローンを変動金利で組んだときの考え方や実際の体験をもとに、「これからマイホームを建てようとしている人」にとって少しでも参考になるような内容をお届けできればと思っています。
2. 住宅ローンの金利タイプとは?変動と固定の違い
まず簡単に、住宅ローンの金利には大きく分けて2つの種類があります。
- 固定金利:返済期間中、ずっと金利が変わらない。返済額も一定。
- 変動金利:半年ごとに金利が見直される可能性があるが、スタート時は金利がかなり低め。
固定は安心、変動は低金利でスタートできる分、将来の変動リスクがあります。
どちらを選ぶかは、「安心を取るか」「コストを抑えるか」によって大きく判断が分かれます。
3. 私が変動金利を選んだ理由とそのときの状況
私が住宅ローンを組んだのは今から約3年前。
その頃すでに「そろそろ金利が上がるかもしれない」という話は出ていたものの、実際にはまだ上がっておらず、「どうなるかわからないグレーな時期」でした。
銀行や住宅会社の担当者からは「固定を選ぶ人も増えてますよ」という声もありました。
当時、固定金利(たとえばフラット35)では1.5%前後。
変動金利の方が毎月の返済が数千円〜1万円ほど安くなるという試算結果も出ていました。
最終的に私が選んだのは、変動金利プラン。
理由は「少しでも毎月の支払いに余裕を持たせたかったから」です。
4. 「最悪のケース」を想定していたからこその選択
とはいえ、もちろん金利が上がることへの不安はありました。
だからこそ私は、**最悪のケース(仮に固定金利が3%になるなど)をシミュレーションして、それでも返済が破綻しないか?**という視点で判断しました。
試算の結果、「多少金利が上がっても家計的に対応できる」と思えたことが、変動金利を選ぶ決め手になりました。
さらに、金利が低いうちに元金をできるだけ減らしておけば、将来的に金利が上がったとしても、支払い額はそこまで大きくならないという考え方も持っていました。
この考えに基づき、必要に応じて繰り上げ返済も視野に入れていたので、「金利上昇=即危機」とは感じていなかったのです。
5. 実際に金利が上がったときの話
ローンを組んでからしばらくして、実際に金利が少し上がりました。
銀行から通知が届いたときは、やはりドキッとしましたが、返済額が急激に上がるわけではなく、数百円〜数千円程度の増加でした。
もちろん、これからどうなるかは誰にもわかりません。
でも、「最初に想定していた通りの動き」だったため、心の準備ができていたことが大きかったです。
6. 金利の不安にどう向き合うか
住宅ローンの金利をどう考えるかは、「正解がないテーマ」だと思います。
大事なのは、「情報を集めて自分の家計と向き合うこと」だと感じています。
金利の動きは誰にも予測できません。でも、自分の人生設計や支払い能力に合った選択をすることは、誰にでもできるはずです。
7. これから住宅ローンを組む人へ伝えたい3つのこと
最後に、私自身の経験を通じて、これから住宅ローンを組もうとしている人へお伝えしたい3つのポイントをまとめます。
① 不安が強いなら固定金利もあり
将来の金利がどうしても不安…という方は、最初から固定金利を選ぶのも全然アリです。
金利は少し高めになりますが、返済額がずっと変わらない安心感は大きな魅力です。
② 少し上がっても払えるなら変動も選択肢
一方、「仮に金利が上がっても何とか返済できる」と見通しが立てられるなら、変動金利は魅力的。
金利が低いうちに元金を減らしておくことで、将来の負担を抑えられる可能性もあります。
③ 大事なのは“自分に合った選択”をすること
一番大切なのは、「自分の考え方・家計・価値観に合った選択」をすること。
情報やアドバイスを参考にしつつも、最終的には自分自身が納得できる選択をしてほしいと思います。
8. 【まとめ】安心して住宅ローンを組むために
住宅ローンの金利選びは、多くの人が迷うポイントです。
私自身もたくさん悩みながら決めましたが、最終的には「不安を直視して、どう対策するか」という姿勢が大切だったと感じています。
もちろん、金利の知識を集めて、シミュレーションして、悩んで…
いろいろ考えたうえで決めたつもりではあるけれど、
正直なところ、最後は「えいやっ!」っていう勢いも少し必要だった気がします(笑)。
それでも、「ちゃんと自分で考えた上での“えいやっ!”」なら、きっと後悔は少ないはず。
この体験談が、これからマイホームを建てる人たちにとって少しでも参考になれば嬉しいです。
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