はじめに
26歳のとき、私はロレックスを買いました。
周囲には「見栄でしょ」「無駄遣いじゃない?」と思われたかもしれません。
でも、私にとってこの買い物は、ただの時計ではなく、
「自分を変えたい」と願った若い頃の決意の象徴でした。
きっかけは、23歳のときにYouTubeで出会った、斎藤一人さんの言葉でした。
斎藤一人さんとの出会いがすべての始まり
当時の私はまだ知識も経験も浅く、
漠然と「このままじゃいけない」「お金持ちになりたい」と思っていました。
そんなとき偶然見たYouTubeで、斎藤一人さんが話していたのを覚えています。
当時の私は正直、高級時計なんて買う意味があるのか?と疑っていました。
でもそれ以上に「とにかく成功者の言うことを信じてやってみよう」──
その一心で、ロレックスを目指してお金を貯め始めました。
手取り20万円以下。だからこそ、強い覚悟が必要だった
当時はサラリーマンで、手取りは20万円あるかないか。
そんな中でのロレックス購入は、かなり大きな決断でした。
周りはみんな遊んでいる。飲みに行ったり、旅行したり。
でも自分は、その分を我慢してコツコツ貯金。
「何の保証もない未来に向けて、信じてお金を積み上げる」──
正直、不安もありましたが、「絶対に買う」と決めていた自分がいました。
店に入っても、決断できなかった日
そして数年後、ようやく買いに行く決意をしてお店に足を運びました。
でも、実際に時計を前にすると、急に心が揺れたんです。
- 「やっぱりまだ早いんじゃないか」
- 「このお金、他のことに使った方がいいんじゃないか」
お店の中に入っては出て、しばらくウロウロ。
買うと決めていたはずなのに、怖くて仕方がなかった。
現金で支払った瞬間、手が震えた
最終的にロレックスを買ったのは、26歳のとき。
現金で支払うとき、本当に手が震えました。
何年も我慢して貯めたお金が、一瞬で時計に変わる。
その瞬間の恐怖と不安、今でもハッキリと覚えています。
「本当に良かったのか?」
「この買い物に意味はあるのか?」
買った直後は、正直そんな思いばかりでした。
数年経って、ようやくわかった“買った意味”
そのときは何もわからなかったけれど、
数年が経って、ようやくこの経験の本当の価値に気づくことができました。
それは、時計そのものの価値ではなく──
「自分を信じて行動し、決断したこと」そのものが人生の糧になっていたということ。
ロレックスを目指して、無駄遣いをやめ、
長期的な目標に向かって努力を続けた。
そのプロセスこそが、私の中に「度胸」や「お金に対する軸」を育ててくれたのです。
そして今──価値は“モノ”ではなく、“自分”についていた
今となっては、あのロレックスの価格は当時よりも上がっています。
資産的に見ても「買って良かった」と言えるのかもしれません。
でも私にとっての価値は、そこではありません。
あのロレックスは、**「自分を信じて踏み出した最初の大きな一歩」**だった。
だから、時計以上の意味があるんです。
最後に|迷うあなたへ伝えたいこと
正直、買った直後は意味なんてまったくわかりませんでした。
むしろ「これで良かったのか?」とすら思いました。
でも、信じて行動したからこそ、その後に気づける学びがあるんです。
結局、人生って「何を買うか」じゃなくて、「どう決断するか」。
そしてその決断こそが、自分を少しずつ強くしてくれる。
もし今あなたが、何かに迷っているなら、
その意味がすぐには見えなくても、まずは信じて一歩踏み出してみてください。
“意味”は、あとからちゃんとついてきます。
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